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エイフは長生きものだからいつからは大人だろう。人間より成長が遅いから若いに見えても外見より何倍も老いてるかも。エイルたちにとって成人とは単に年を取るわけがない、外見が大人に見える頃は成人かな。その理屈をすぐ覆せるそうに、幼い姿しか見えないエルフ、いわゆるロリババア。そのため、歳と外見も大人の基準にならないと、残るモノは何。経験しか無いかな。よく言われる子供と大人の差が経験の差だ。
でもあえて否定する、経験なんかくだらない理屈だ。生の旅に向けてひたすら受け身の態度で重ねて重ねてもガラクタばかり。

非生物学的に大人なんで概念、他人から押し付けられたモノに過ぎない。聞くたびに人間種の臭いに吐き気が出る。人間の大人にもっともふさわしいアクセサリーは何ですか?答えはアルコールの香りを身に付けたもの。人間社会によると酒はすべてを解決出来る。例えばそれは自分が作った牢獄に閉じて目を逸らすこと。
だからわたしは酒が嫌いじゃない、時によって大好きも言えるかも。

十八才までは気になかったビールも、そのあとは自然ように飲んでいる。最初はたぶんおもしろがってった。仕事初めてから本気に飲んでた。人生1周目の社会人にとってはなかなかなもんだ。味は別だけど、体をふらふらし、まともに頭が回らないとこが気に入った。何しになければならないより何にも出来ないという状況がよっぽど味わいがある。
あはは……こりゃぜんぜん現実逃避そのものだ。

あ、わたしはふつーのビールよりクラフトビールが好きだ。クラフトビールの中にもジュースの甘い匂いの好き。言っとくけど甘いもの好きじゃない、ただ渋いのが苦手なんだ。だからほろよいみたいなやつも良い、ちょっと良い。炭酸も苦手だから生ビールはちょっと……いや飲めるけど。

アルコール低い酒でもすぐ酔っちゃうので、アルコール高いのやつはごめんだ。でもただ一種の純度高いアルコールが大歓迎だ。アルコールそのものよ。傷口に掛けるとめちゃくちゃ痛いくないのアレ。
口から飲めるアルコールと同様に傷口をにぐちゃぐちゃ溶けていくアルコールが精神に効く。痛いほど酔ってる感覚と限りなく似ている。

わたしが一時に痛みにハマった。たぶんクラフトビールにハマったよりも先に。大学始めたばか、望みよりも早いわたしが一人暮らしになった。何もかもが新鮮でようやく自分という存在を自由にいじめられる。だってわたしのカラダだよ、何するのもわたしの自由。血を流すか否か、傷口を作るか否かも。自分のイメージ通りにいじめていられる、それを表に示すためのピアスが大好き。

だからいっぱい作った。作ってもらった、と自分で開いた。痛みがひどかったほど気持ち良かった。恥ずかしいに言うけどたぶん最初で開いた乳首ピアスが一番痛いかった。我ながらも綺麗な胴体持っていった、乳首に貫くニードルが想像以上に肉塊の相性が悪い、半熟のステーキをナイフとフォークでなかなか切れないように、血が湧いて自分がまだ生命を持ているを強く示された。キレイなピアスがもっとも敏感なとこに飾っているのを自分の目で見下ろしたことで大満足。

足りない分の含めてその後いっぱいニードルと違う形のピアスを買って小さい工房を作った。自分にいっぱい穴開いて、痛い痛いと叫んで、傷口治して又また貫いて実に愉快だ。
体の穴を開くにより心の穴が埋める。